うつ病との戦い

私は6年前にうつ病を患いました。

最初は働きながら通院してなんとかしていたのですが、ある時精神が完全に参ってしまって休職状態となりました。

その時は地元を離れて栃木の方で働いていたので、実家のある岩手へ戻る&別業種へ転職するといった形で回復しました。

そして今回、再びうつ病になり再度休職状態へと陥りました。

そこで今回は、備忘録も兼ねて鬱になったきっかけを書いていこうと思います。

1.初めてのうつ病

当時は栃木県の工場で働いていました。

基本的には機械の補助を受けてする作業だったので、そこまで難しくもなくやりがいのある仕事でした。

そんなある日、その工程に余裕が出来たため数カ月間別の工程の応援に入ることがありました。

その工程はそこまで難しい作業ではなかったのですが、慣れない作業のためミスが続いてしまいました。

その後に元の作業に戻ったのですが、ミス続きの日々だったことと久しぶりの作業ということでそちらでもミスが続いてしまったんですよね。

その後もいろんな部署を回ったのですがうまくいかず、加えてミスのたびに自分を攻めてしまいメンタル的に病んでしまいました。

その際、一番最初の上司のアドバイスで精神科に通い、うつ病と診断され休職しました。

最初は休職期間を挟んだ後は復職する予定でしたが、精神的に壊れてしまい自主退職という形で仕事を辞めて地元である岩手に帰ってきました。

岩手に戻ってきたあとは無職状態でのんびりと過ごし、壊れた心を回復させることの専念しました。

2.再就職とうつ病の再発

無職状態になり3ヶ月くらい立った頃、貯金残高が数ヶ月で尽きる事に気が付きました。

今思えば出来る限りギリギリまで回復に専念しておくべきだったのですが、ある程度回復したから大丈夫だと思い再就職することを決めました。

その際に選んだ仕事は接客業でした。

理由としては学生時代にアルバイトで接客をしたことがあり、人と関わる仕事のほうがうつの症状が悪くなりにくいからという判断からでした。

その判断は正しかったらしく、最初の1年間こそうつの症状に悩まされましたが、2年目以降はこれといった症状もなく平穏に過ごせました。

そんな中、私に職場異動の辞令が出ました。

異動先は勤めている会社の中で売上が上位の店舗で、今いる店舗より遥かに忙しい店でした。

「忙しい店ということは、そこで仕事をこなせればどの店でも働けるということである」と考えた私は、異動先の忙しさに何とか食らいついて仕事をこなしていました。

そんなある日、仕事で失敗をしてしまいました。

それは前の店舗でもやったようなミスで、他の人のミスも何度か見るくらいにはありふれた失敗でした。

ただ、何とか食らいつこうとしていた自分は、速さを優先したから起きたミスだと思い、丁寧さと速さの両方を意識して作業に励みました。

しかしその後もミスは続き、焦りは募るばかりでした。

そんな中上司に、「もう少し周りを見て動いてほしい」と言われました。

そこで初めて、異動してから自分が独りよがりな業務姿勢に変わったことに気がついたんですね。

私は元々他の人に迷惑をかけるのが嫌なタイプで、面倒な作業なども出来るだけ自分がやるタイプでした。

ミスが嫌いなのも、その結果他の人に負担が行くのを嫌がった結果でした。

それなのに、それなのにいつの間にか周りに迷惑をかけ続けていたんですよね。

それを知った瞬間再び心が折れてしまい、再び休職し精神科に通い始めました。

3.心が折れる前兆

2回うつ病になったのですが、うつ病になったときって必ずいくつかの前兆があるんですよね。

個人的には以下の症状が前兆と呼べるものでした。

  • 自分でやる仕事が途中で分からなくなるorやるべき仕事を忘れてしまう
  • コミニュケーション(日常会話など)が異様に少なくなる、感情が乏しくなる
  • 会社のデスクや自宅の部屋、車の中など見える部分の片付けが手につかない
  • うつ病と認識するまで上記の出来事を違和感と認識できていなかった

他にも、朝が苦手になる・心配性になる・間食や暴飲暴食が増えるなどがありました。

個人的に、最初の3つは人から聞かない気がつくことが出来ない違和感でしたし、うつ病とは無関係だと思っていたことでした。

なのでもしうつ病を疑ってこの記事を読んだ人でこのような違和感のある方は、うつ病を疑ってもいいと思います。

4.最後に

休職してそろそろ2週間が経ちますが、個人的に回復できてる感覚が全くありません。

正確には、回復したとしてどんな仕事も出来ないのではとすら思い始めています。

うつ病は、なればなるほど再発リスクが高まる面倒な病です。

うつ病の疑いが出たタイミングで精神科に通い、心が壊れるリスクを少しでも下げるのが一番だと思います。

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