【書籍感想】年収1億円の人のすごい習慣

今回は前回に引き続き、金川顕教さんの著書「年収1億円の人のすごい習慣」の感想記事となります。

1.この本を購入したきっかけ

この本を購入したきっかけは、前回紹介した「年収1億円のすごい思考」と同じで成功者の習慣というのが気になったからでした。

最近は習慣に関する本もたくさん出ていて私もいくつか読んでいるのですが、売れている本の習慣術というのは日常生活の改善がメインのため私が普段から行っている内容もたくさんありました。

そのためおすすめコーナーに置いてある有名な習慣術の本から離れ、自分の成長に繋がる習慣を探してこの本を見つけました。

そのためこの本に出会えたから、もう一冊のすごい思考の方にも出会えた形ですね。

2.書籍感想

1.悪い習慣=本人が習慣とは思っていないもの

この本に書かれている習慣の中で悪い習慣と紹介されているものは「仕事は自分のため」「30%のモチベーションで働いている」「マイナス思考で生きている」など、やっている本人はこれで当たり前と思っている内容が大半のように思えました。

実際読んでいる私に刺さる内容もあり、中には内容を読んで初めて私がそうであると理解できた習慣までありました。

習慣を大きく変えるには今の自分の習慣を棚卸しする必要がありますが、そのための参考に悪い習慣と呼ばれるものも理解する必要がありそうです。

一方で「嫌なことから逃げる」「ユニクロやFOREVER21に服を買いに行く」「パチンコで借金をする」など、人によって別れそうな習慣も載っており、個人的に少し偏見っぽく感じる内容もありました。

ただ、服に関しては成功習慣として考えると現状維持的な思考ということで理解できますし、パチンコや嫌な事については完全に逃げる思考に陥っているので悪い思考として紹介するにはいいのかなと思いました。

2.良習慣=凡人が考える成功習慣

この本で良習慣と紹介されている内容は、私としては成功者でも行なっている人がいると思えるものばかりでした。

「CAN思考で生きている」「1000時間継続して努力する」「良い生活にお金をかける」などは、他の本で読んだ内容だったり生きている中で成功している人たちが行なっている内容だと思っている習慣でした。

そのため良習慣で収まっている事に最初は違和感を感じましたが、この本の言うすごい習慣とは何なのかを理解してからは、確かに良い習慣で止まってしまう内容なのだと理解する事ができました。

ただすごい習慣じゃないから参考にしなくていいということは全くなく、むしろ悪い習慣に囚われている人は積極的に良習慣へ切り替えていくべきだと感じました。

特に「インプットしたことをアウトプットする」「ジムで走って体力をつける」「人脈作りを積極的に行う」などは、すごい習慣へと上り詰めるためには大事な習慣なので、積極的に取り入れていきたいと感じました。

3.すごい習慣=一見無謀とも思えるほど突き抜けた習慣

良習慣が書籍などで紹介されるような習慣であるのに対し、すごい習慣は良習慣を突き詰めてような習慣が多かったです。

「WANT思考で生きている」「1万時間を余裕で超えるほど努力する」など良い習慣で挙げられた内容よりも昇華された習慣がメインのため、悪い習慣に慣れた人がいきなり挑戦しようすると挫折しそうな内容ばかりでした。

そのため最終的な目標として認識しつつ、良習慣からのステップアップ先として考えた方が良さそうな習慣でした。

一方で書いてある内容の中には、「掃除は家政婦さんに任せる」「すごいチームが勝手に結果を生み出す」「会議は30分で終わらせてすぐに行動する」など、幹部クラスの立場だったり既に成功している人の考え方も載っていて、私にはあまり生かせなさそうだと思っていました。

しかし一通りすごい習慣を見て思ったのが、こういった人は時間が節約できそうなところはとことん節約しているということでした。

掃除を任せればその分の時間は空いて場合によっては家から離れていても良いですし、チームへの指示出しや長時間の会議が減らせればそれだけで時間を作る事ができます。

そしてそういった空き時間があるからこそ、やりたいことや学習への時間が生まれて圧倒的な成長力へと繋がるわけですね。

3.この本から活かせそうなこと

私がこの本から学べたことは、「時間を節約できるところはお金をかけてでも節約する」「節約した時間も生かして徹底的に自己投資する」「やりたいことは妥協しない」の3つです。

時間の節約と空いた時間の自己投資は、インプットとアウトプットのスパイラル理論やPDCAと同じく時間を重ねれば重ねるほど効果が倍増していく考えなので、この2つを繰り返していれば今以上のペースで成長できるのではないでしょうか。

また、すごい習慣で書かれていた中で印象深かったのが「やりたいことを仕事にして、仕事ではモチベーションに頼らない」ということでした。

こちらは一般社員の自分には難しい内容ですが、情熱を注げるほどの趣味をやりがいとする事ができれば、「そのためにお金を稼ぐ→仕事にも力が入る」といったように仕事へのモチベーションにも繋がりそうです。

4.最後に

私が書籍コーナーで「年収〇〇万円」とか「成功者から学ぶ」を見かけた時、「この本を買う人は金持ちになったり成功したいから買うんだろうな」と思っていたんですね。

ところがこうして実際に買って読んでみると、「この習慣・思考は自分でも活かせそうだな」とか「この習慣・思考はその立場になった時に役立ちそうだな」って思う機会が多いんですね。

そのため最近では、私と同じく考え方を学びたいから購入する人も多いのかなと考えるようになりました。

なのでタイトルだけを見て敬遠せず、パラ読みしてどんな内容か把握した方が目当ての本に出会える確率は大きくなると思います。

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