うつ病になってからの気分転換 「面白い」と「楽しい」の違い

うつ病になってから常日頃から笑顔で居られるように心がけています。

「病は気から」というようにメンタルは感情に左右されることが多く、作り笑顔でも表情が変化すれば感情にも反映されるということを知ったからです。

その一方で、作り笑顔って慣れるまでは不自然で、「本当に意味があるのか」と不安になるときもあるんですよね。

そのため本当の意味で笑顔になるため、気分転換をするときはゲームをしたり動画や配信を見るようにしています。

そんな中思ったのですが、気分転換したあとの感情で「面白いと感じた時」と「楽しいと感じた時」の2パターンがあったんですよね。

どちらも気分転換にはなっているのでそこまで気にしていなかったのですが、少し疑問が生まれたので調べてみることにしました。

1.楽しいと面白い、それぞれの意味

「面白い(おもしろい)」は「興味をそそられる、心が引かれる」、「楽しい(たのしい)」は「満ち足りている、愉快な気持ち」という意味の言葉です。

使い方が似ている「面白い」と「楽しい」ですが、意味を見てみると同じようでニュアンスが異なっていることが分かります。

2.「面白い」と感じた瞬間・「楽しい」と感じた瞬間

私が「面白い」と感じた時は、映画やアニメ・ドラマなどひとつひとつが単独で楽しめるコンテンツや、動画を見る時でした。

こういったコンテンツって自分が興味を持つことがほとんどだったので、感想が「面白い」で止まっていたのかなって思いました。

一方で「楽しい」という気分になるときって、音楽のライブ映像やライブ感があるコンテンツを見るときでした。

アイドルやアーティストのライブ映像を見る時や配信者の生放送やアーカイブは、声援やコメントなど、周りと一緒に楽しんでると実感できる要素があるので、「楽しい」という感情になりやすいのかなと思いました。

そしてゲームでの気分転換ですが、私の場合一人で遊ぶ場合や通話やチャット無しでのオンラインは「面白い」と感じ、通話やチャットで意思疎通しながら遊ぶ場合は「楽しい」と感じることが多かったです。

3.気分転換に向いているのは

「面白い」と「楽しい」を意識して改めて気分転換をして分かったのですが、私の場合は楽しいと感じたときのほうが気分転換として有効でした。

私にとっての楽しいコンテンツってライブ感があるものばかりなので、必ず区切りがつくんですよね。

そして1つ観ただけである程度の満足感や余韻があるため、そこからまた本来の作業に戻るだったり、明日に備えて休むって選択肢が取りやすいんですよ。

一方、面白いと感じるコンテンツって区切りがあっても、次の話や続編があったりで一区切り感って薄かったんですよね。

なので私の場合は、面白いコンテンツはシリーズを完走したり単発作品とかじゃないと気分転換とまではなりませんでした。

4.楽しいコンテンツはうつ病に効果あり?

最初にいった通り、私が楽しいものを見る理由は笑顔になれるための気分転換なんですが、面白いと感じてたコンテンツは私がうつ病になる前も見ていたものばかりなんですよね。

一方の楽しいコンテンツは、時間がないから見る余裕がないと思っていたものばかりなんですよ。

そしてここからが本題なのですが、私はうつ病になる少し前から「楽しいと感じることが減った」と思ってたんですよ。

それこそがうつ病の前兆だと思っていましたし、初めてうつ病になったときもそうだったのでそれをキッカケに精神科に通い始めたのですが、もしかしたら「楽しいと思える物を自分から遠ざけてた」ことこそが、うつ病を加速させた原因の1つなのかなと思いました。

「気分転換をする時は、面白いことより楽しいと思えることを優先する」、それこそがうつ病の対策・予防になるのかもしれません。

6.最後に

最初は「面白いと楽しいの違いってなんだろう?」という子供でも思いつくような疑問でした。

しかしこうやって調べて、実証して、自分の体験を振り返って、うつ病になった間接的な原因と思えることにまで派生して、小さな疑問って意外と馬鹿にできないなと思いました。

もし仕事や社会生活でも楽しい部分をたくさん見つける事ができたなら、精神的な病から開放されるようになるのかもしれません。

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